羊に羽がついているという意外性。なんともロマンチックで、想像の上では、羽が生えているペガサスのようであり、より柔らかさを感じる――。
嵐のメンバーが“先生”となり、授業を繰り広げるイベント『嵐のワクワク学校2012~毎日がもっと輝く5つの授業~』。松本潤(28才)の「ソモソモの授業」では、誕生する奇跡、すべてのモノには始まりがあることをレポートするのだが、7月14日の大阪公演では、櫻井翔(30才)のソモソモ話になった。
まずは「翔」という名前をつけた理由について、櫻井の母が明かしたのが冒頭の逸話。だが、“柔らかそう”なのは、そのルックスだけかもしれない。
櫻井はいわゆる超エリート一家に生まれた。
「父親は東大卒の官僚で、母親は大学教授。妹は日本テレビの報道局に勤務しているし、弟は慶應義塾高等学校に通っているそうです。櫻井くんも慶應には幼稚舎から通っていて、アイドルをやりながら慶應大学経済学部をきちんと卒業しました」(芸能関係者)
櫻井が公言するとおり、両親からは「厳しく育てられた」。習い事は3才から小学4年生までエレクトーンで、その後はピアノ。他にも水泳、習字、油絵、剣道、ボーイスカウト、サッカー…。
その櫻井が両親に内緒で勝手に履歴書を書いて送ったのは13才のとき。「学業をおろそかにしない」という約束のもと、両親はアイドルの道に進むことを許してくれた。
母はそのときの心境をこう明かした。
「その道を閉ざすより、その道を整え、好きな道をサポートすることが親の務めだと思い、常に心配しながら、見守ってきました」
いまでこそ高学歴アイドルは珍しくないが、櫻井がデビューした当時はまだまだ少数派。櫻井自身、「ああいうことしてるから、成績が落ちるんだといわれたくなかった」と語っているが、中学時代も高校時代も、テストのために仕事を休んだことはあっても、仕事のために学校を休んだことはなかったという。そうやって歯を食いしばって頑張る息子を、母はいつも応援していた。
櫻井いわく、母親はあまり料理が得意ではないものの、学校には「パンチの効いたお弁当」を持たせてくれたという。たとえば「納豆ご飯」。そして「ポットと白米とレトルトカレー」――ポットのお湯でレトルトカレーを温めて、それを弁当箱にはいった白いご飯の上に、自分でかけて食べるというものだ。なかでも手間暇かかる「ピーマンの肉詰め」は、学生時代の櫻井にとって思い出に残る逸品なのだという。
※女性セブン2012年8月2日号