9月の公式戦を最後に、現役を引退すると表明したロンドン五輪のバドミントン混合ダブルス代表の潮田玲子(28才)。以前から意欲をみせていたキャスター転身が確実視されており、その動向が注目されている。
現在所属している日本ユニシスは退社予定で、引退後の芸能活動は、現在メディア活動のマネジメントを行っているセントフォースで続けるとみられる。キャスターになるかどうかは明らかにしていないが、以前から『すぽると!』(フジテレビ系)で不定期のインタビューコーナーを持っていることもあり、スポーツキャスターへの転身が有力。
かつて小椋久美子とペアを組んだ“オグシオ”で、アイドルアスリートとして人気を博しただけに、「フジテレビ以外の局も興味を持っていますから五輪後、各局の番組で争奪戦が起こるのは確実」(テレビ局関係者)との声も上がっている。
過去には同じバドミントンの先輩の陣内久美子や女子フィギュア出身の八木沼純子などが、スポーツ界からキャスターに転身して活躍中だ。では、潮田のキャスターとしての適性は? 女子アナウォッチャーの北川昌弘氏はこう分析する。
「取材対応や会見などを見ていると、コメントがとても聞きやすく、人前で話をすることが好きそうだなと感じられます。“しゃべり”の適性は感じられますね。また、数多くの大舞台を踏んでいるだけあって、肝が据わっている感じもある。ちょっと訓練をすれば、活躍する可能性は充分あると思います」
ビジュアル面もプラスになると、北川氏は続ける。
「潮田さんは“オグシオ”時代から、愛嬌があって明るいキャラクターで人気を呼んだ面があります。キャスターとかレポーターは、美しすぎてもダメで、愛嬌や普通の人っぽい親近感が大事だったりしますので、そういった面でも潮田さんはキャスターに向いているとみています。あとは、自分のこれまでのスポーツでの経験をうまくもりこみながら表情豊かにしゃべることができるかどうかですが、それは経験を積めば何とかなりますからね」
まずはロンドン五輪でのメダル、そしてその後はキャスターとしての活躍に注目だ。