運命の出会いをつねに求めているのが女性というものだが、まさかパチンコ店でそんな出会があるとは…。東京都在住の女性会社員Tさん(38才)が、体験談を紹介する。
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普段はパチンコって、あまりやらないのですが、先日フラリとはいってみたんです。というのも、友人の結婚式にあてられた帰りで、寂しかったんですよね。
その日はすごくツイていて、かなり出たんです。そしたら、隣の男性に「出ましたね」って、声をかけられて…。パチンコ屋さんで声をかけてくるなんて、たちのいいナンパじゃないなって思ったので、顔も見ず、適当に返事をして、すぐに帰ってきたんです。
それからしばらくして、たまたま同じ店にはいったんです。この日はツイていなかったので、すぐに帰ろうとしていたら、「今日はもう終わりですか」って、男性に話しかけられたんです。
それが、先日声をかけてきたのと同じ人。この前は顔もろくに見なかったのですが、改めて見ると、市川海老蔵似のイケメン。パチンコではストレス発散できなかったし、と思い、彼の誘いに乗って飲みに行くことに…。
居酒屋に落ち着くとすぐ彼が、「偶然が2回重なると、運命ですよね。もし彼氏がいなければ、ボクが候補に手を挙げていいですか?」なんて、告白してきたんです。男性から直球で口説かれたことがなかったので、ときめくというより、唖然としてしまって…。とりあえず、答えは保留にして帰ることに。
自宅途中まで送ってもらった私は、別れ際、「じゃ」といって手を軽く振りました。そしたら彼が突然、私の手をつかんで自分の胸元へ引き寄せ、ギュッと抱きしめてきたんです。そして、耳元で「どうしても、また会いたい」なんて…。その力強い腕とか、情熱的な台詞に思わずキュンとしちゃいました。
いまは様子を見つつおつきあいをしていますが、台風の日には、「心配で…」なんて、実家まで飛んでくるし、相変わらず熱烈に口説かれるので、最近ちょっと感覚がマヒしてきました(笑い)。彼の口説きに落ちる日は近いかも…(汗)。
※女性セブン2012年8月2日号