「どこで買っても当たる確率は同じ」そう思っている人も多いだろう。しかし、いま発売中の『サマージャンボ宝くじ』の1等賞金は史上最高額。せっかく夢を買うなら「当たりやすい売り場で買いたい」と誰もが思うはずだ。都道府県ごとの過去の販売枚数からはじき出した、「高額当せん率」の驚くべきデータを紹介しよう。
9日から発売が始まった『サマージャンボ宝くじ』(7月27日まで発売)。1等賞金は史上最高額の4億円を夢見て、発売初日から各売り場には長蛇の列ができた。
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」とはいうものの、やはり当たる確率が高い売り場で買いたいというのが、誰しもの本音だろう。
そこで本誌は今回、都道府県ごとに昨年の三大ジャンボ(ドリーム・サマー・年末)での高額当せん率を算出した。これは、各都道府県で発売されたジャンボ宝くじの枚数に対し、1億円以上の高額当せんが何本出たかという数字である。
宝くじの場合、1ユニット(1000万枚)中の高額当せん本数が設定されており、例えば昨年の年末ジャンボでは1等2億円が2本、2等1億円が1本の計3本。1ユニットで1億円以上の当せんが3本だから、333万枚に1枚の当せん確率となる。
高額当せん本数の設定が年末ジャンボよりも少ないドリーム、サマーを合わせた高額当せんの確率は428万分の1である。
最も当せん確率が高いのは高知県で、603万枚販売して4本の高額当せんが出た。確率にすると約151万分の1なので、高知県は全国平均よりも3倍近く当たりやすいといえる。その後は熊本、福井、秋田、鹿児島と続くが、全国平均と近いのが22位の新潟で427万6630分の1。一方、三重県では1158万枚の販売で1本も高額当せんが出ないという残念な結果に。都道府県で歴然と差が出ているのだ。
※週刊ポスト2012年8月3日号