ビートたけし、櫻井よしこ、勝谷誠彦など錚々たる論客が寄稿する『メルマガNEWSポストセブン』では、現在服役中のホリエモンこと堀江貴文氏の連載も収録。担当編集S氏が明かす獄中近況記は、堀江氏の意外な一面がわかると評判だ。7月20日配信の24号から、その一部を紹介しよう。
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こんにちは。『堀江貴文のブログでは言えない話』担当の編集Sです。今回も長野刑務所での堀江の近況をお伝えしますね。
梅雨も明け始め、猛暑日が続いています。堀江も刑務所の中で汗だくで作業に励んでいるようで、最近の面会では、作業帽子がいつも汗で濡れています。堀江曰く「所内は暑いんだよね。常に汗ばむ状態にも関わらず、作業中はずっと着帽義務があるので常に帽子が汗で濡れまくるの。まるで小学校の野球部みたいでしょ(笑)」と笑っていましたが、確かにかつてのカリスマ経営者といわれていた時代より、断然若返っている感じが…。
さて、そんな堀江ですが、最近、思うことがあったようで。情報の最先端にいた御大は、いまだに様々なメディアに目を通し、面会者との会話を通して、以前と変わらない情報収集脳力を発揮しています。特に活躍されている経営者の方々が面会に来てくれ、そこから得る情報は刺激も大きいようです。
しかし、堀江のように刺激的な面会者に会える人は多くはありません。刑務所内では新聞とテレビしか情報がなく、それらの情報収集手段しか持たない、いわゆる“情報弱者”になってしまうのが普通です。これまではそういった方々のことが理解できなかった堀江ですが、最近は変わってきたとのことで、「情報弱者のメンタリティや視点を、最近になってやっと理解できるようになった。新聞やテレビの情報はあまりに偏り過ぎている」と感じているようです。
その新聞ですが、そういえば、『2ちゃんねる』まわりの取材で、新聞社の社会部記者が堀江宛に刑務所に手紙を送ってくるようになったそうです。そのことについて堀江は、「元管理人・ひろゆき逮捕のXデーが近いのだろう」と予想していました。しかし、この逮捕騒動については個人的な意見として、「2ちゃんねるを見せしめに、てか、ひろゆきを見せしめにしたところで、別の誰かがもっと酷いサイトを作るだけのような気がするんだけど? そのほうが手を付けられなくて、大変になると思うんだけど?」という、御大らしい意見を持っておりました。