いじめ体験は、芸能人も例外ではなく、えっ、この人がという人も、心身に苦痛を受けた、つらく苦しい時代を過ごした経験をもっている。彼らはどんないじめを受け、どう克服したのか。
NEWS・小山慶一郎(28才)は、中学2年生のとき、些細なことが原因で、クラスのあるグループから、ボールを投げつけられるなどのいじめを受けるようになった。
<そんな状況でも、たったひとり、ずっと俺の味方をしてくれた親友がいたんだ。俺がつらい時期を乗り越えられたのは、そいつのおかげ>(『Myojo』のHPより)
小栗旬(29才)は中学時代、小栗が登校すると、自分の机の中がゴミであふれていたり、昼休みにトイレに行って、教室に戻ってくると、自分の机や椅子をはじめ、すべてのものがなくなっていたこともあった。
2007年、山梨日日新聞のインタビューで、そのときのことをこう振り返っている。
<必死で捜すと、トイレで水浸しのかばんが見つかるんです>
やがて登校拒否になった小栗は、卒業式にも出られなかった。
高校には進学したが、あまり目立たないようにしていたという小栗。高校1年生のときにドラマ『GTO』(フジテレビ系)に出演し、同年代の共演者と友達になったことで、いじめからのトラウマを解消させた。
<仲間ができたことで精神的に大人になりました>
芸能界という環境に移ったからこそ、克服できたのだろう。
2006年12月に出演した『NEWS ZERO』(日本テレビ系)のなかで、嵐・二宮和也(29才)は、いじめ体験を告白。
「何やってもおれのせいになっちゃってね。物がなくなっても、なんかおれのせいになるし」
この時、二宮がとったのが、何もリアクションをしないことだった。そうすると、面白くなくなったのか、二宮に対するいじめはなくなったという。ただし、何も解決はしていなかった。二宮はさらにこういっている。
「最終的には、的が移っただけになっちゃって。おれがいじめられていたら今度、Bくんに…(中略)だから、おれの中で終わってない」
いまなお複雑な思いを抱えているようだ。
※女性セブン2012年8月9日号