「ゆっくりした生活の中で夫を支え、家族との時間を大切にしていきたい」
ナカミーことフジテレビの中野美奈子アナウンサー(32)が、退社を発表したのは今年3月。理由は2010年に結婚した夫の海外赴任についていくためとされ、3年間続けた情報番組『とくダネ!』の司会も6月いっぱいで卒業。
「朝の顔」がいなくなり、淋しさを覚えたファンも多かったのではないだろうか。ところが、中野アナはしばらくテレビから消えないという。フジ関係者が明かす。
「ナカミーは8月から、フジテレビなどが設立し、先輩の高島彩や滝川クリステルも籍を置く芸能事務所に所属する。すでにCM営業を始めていると聞きます。ダンナの海外転勤は今日明日という話ではない。その間に来る仕事は新たな所属先で対応するそうです」
フジテレビ退社後は、アナウンサーをすっぱり辞め、専業主婦として夫を支えるという話だったが、CMや執筆を含め、夫の赴任先の海外でキャスターをすることにも乗り気だという。
「6月末に行なわれた送別会で中野アナは、“ちゃんと家族を作っていこうということを考えて退社を決めた”“早く親に孫の顔を見せないといけない”なんていっていたんですが、やっぱり仕事への未練はあったんですね」(同前)
ところが、仕事も結婚生活も手に入れるナカミーの順風満帆ぶりに、古巣から不満が上がっている。
「事務所入りについては『やっぱり』と思ってる人が多いようです。残された局アナたちには、“フリーでやっていける人気者はいいわねェ”“子づくりは?”という声があるようですね」(テレビ局関係者)
フジテレビは、「退社後のことについては報告を受けていない」(広報部)とのこと。
ナカミーファンにとっては喜ばしい話だが、中野アナが卒業した『とくダネ!』も後任は局アナではなくタレントの菊川怜(34)になり、“ポスト・ナカミー”の座はまだまだ空かない様子。
後釜を狙う若手アナたちにとっては目の上のたんこぶのようで。
※週刊ポスト2012年8月10日号