イチローのヤンキースへの電撃移籍のニュースは、野球ファンのみならず日本中を驚かせた。そんなタイミングに合わせるかのように、彼が出演する栄養ドリンク『ユンケル』の新CM「ミラクルスロー編」が8月1日からオンエア。
今回のCMは、ユンケルのキーワード“投入”に合わせて、イチローがミラクルスローで“投入”に挑戦する、2パターンが用意されている。電撃移籍とCM動画に興奮した記者の「イチロートリビア(?)」を交えて紹介しよう。
【1】ポール編
ホームベース付近からボールを投げてライトポールに直撃させ、その跳ね返りでグラウンドに置かれたボールケースにボールが入るというミラクル!
野球以外でも大活躍のイチロー。このCMでもコンプリートごとに見せる、ガッツポーズや表情がバリエーション豊かで、さすが“魅せる”男だ。06年に『古畑任三郎』のスペシャルドラマで犯人役として登場した時には、「NGが1回もなかった」との評を得た彼のこと。本職の野球で、送球をポールにあてるぐらいの芸当は朝飯前なのか!?
【2】レーザー編
フタのついたボールケースに向かって山なりのボールを投げ、間髪入れず、2投目のレーザービームでフタを弾き飛ばし、その直後に、山なりのボールがボールケースにすっぽり収まるという、そんなアメージングなことって……。
イチローといえば、もはや打撃面の説明は不要だが、守備の面でもレジェンドだ。スピードとパワーが要求されるメジャーリーグで、守備のベストナイン「ゴールドグラブ賞」を10回獲得しており、その強肩は「レーザービーム」の愛称でもおなじみ。今年4月には『MLB.com』の「メジャーリーグ歴代BEST右翼」というランキングで5位(1位・ベーブ・ルース、2位・ハンク・アーロン、3位・フランク・ロビンソン……という超絶ランキングの5位!)に選ばれている。
CM撮影は、都内近郊の球場で行なわれ、試合同様CMでも本気モードのイチローは、撮影前にスタッフと入念にキャッチボール。“投入”後に湧きあがる歓声は、スタッフの生の声がそのまま採用されており、イチローが見せるカメラ目線での“キメ顔”やスタッフとのハイタッチなど、普段のイチローが垣間見られる作品になっている。
7月26日からCM動画が先行公開されたユンケルの公式ウェブサイトでは、別アングルバージョンのスペシャルムービーも限定公開されており、“喜ぶイチロー”“悔しがるイチロー”の姿もチェックできる。
イチローが移籍したヤンキースは、現在、ア・リーグ東地区の首位を走っている。元所属チームのマリナーズはここ数年低迷が続いており、今回の移籍はイチロー曰く「一番勝っていないチームから、一番勝っているチーム」(移籍会見より)への移籍。イチローの“投入”により、ヤンキースが地区優勝、ワールドシリーズへとひた走るのか、日本人ファンにとっては新たな楽しみが生まれた形だ。