全国に118か所あり、誰もが利用できる“国民宿舎”。最近はサービスが手厚いということもあり、家族連れやリピーターで賑わっているという。
「国民の心と健康のために建てられているので、普通のホテルなら建てられない国立公園の中に建っていたりするのが特徴です。また、最近はリニューアルをしている宿も多く、プールがあったり、アメニティーなどが充実している宿も増えていますよ」(国民宿舎協会広報担当)
価格も1泊2食付きで7000円台とリーズナブルな値段が中心。例えば、群馬県の『榛名吾妻荘』では1泊2食付きで6300円~、和歌山県『新和歌ロッジ』では5800円~、千葉県『サンライズ九十九里』では伊勢海老など地元の味が楽しめて9900円~と格安だ。
しかし、安さゆえに過度なサービスを期待しすぎないほうがいいと旅行ジャーナリストの村田和子さんはいう。
「各宿によって設備や特徴にばらつきがあります。コストカットをしている分、荷物は自分で運ぶ、布団の上げ下げは自分でというケースもあり、至れり尽くせりのサービスを期待する人には不向きな宿もあります。しかしその分、安く利用できると思っていれば、満足度もあがるはず」
リーズナブルな価格ゆえに予約が取れなさそうだが…。
「時期によっては夏休みも間に合うところがあります。とくにお盆を過ぎた8月末は比較的、狙い目ですね」(国民宿舎協会広報担当)
※女性セブン2012年8月16日号