『メルマガNEWSポストセブン』では、『ウェブはバカと暇人のもの』の著者としても知られるネット編集者の中川淳一郎氏が、その週にネットで話題になったニュースのツボを解説している。8月3日配信の26号でも
「居酒屋にブログでクレームの妊婦vs店長とその後の炎上騒動」
「MXテレビで『9cm』の話題について切り込んでおきました」
など、その週にネット上で起きた様々な事件を紹介しているこのコーナー。なかでも今週「もっともネット的」とでもいうべきネタが、「オリンピックでまたもや『韓国の陰謀!』説が登場」という事件だ。
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これまで、日本のネットにおける「韓国×スポーツ」といえば、様々な不正やら八百長ばかりが取りざたされてきました。しかしながら、今回のロンドン五輪では、日本が男子柔道66kg級で海老沼匡選手が韓国の選手に判定負け…と一旦審判団の裁定によって決まったものの、「ジュリー」(沢田研二じゃないぞ)の判断により、当初の判定が覆りました。
この件で韓国のネチズンが激怒。「本当は我が国が勝った!」と主張し、日本のネットユーザーは「ルールはルールだろwww」のように反応しました。
また、体操男子団体でも、あん馬の最終演者である内村航平選手の「技判定」を取ってもらえなかったことに日本の監督・コーチが抗議したところ抗議を受理、当初の4位判定から2位と認定されるに至りました。
韓国の不幸はまだ続きます。女子フェンシングでは、韓国のシン・アラム選手が「1秒が何度かあった」件により、準決勝で敗れてしまいました。そして、1時間ほど抗議の座り込みをしました。これに対し、「往生際悪い」と日本のネットではバッシングが発生したのですね。
韓国は過去にも2002年のサッカーワールドカップ日韓大会のスペイン戦で八百長をした、との説が定着しており、今回も、日本のネットユーザーは「またかよw」的な扱いをしました。
結果的にシン・アラム選手は「特別賞」を貰う可能性も出ていますが、2ちゃんねるでは陰謀論が出ています。それを紹介しましょう。
「つまり中国 韓国を始めとする不正連盟国家対世界との戦いでもあったのです。選手宣誓がテコンドーの選手だった事も意味が有るのです。冬季オリンピックを始めとする様々な大会に不正が蔓延していたのです。開発援助資金 つまりワイロ工作と一体なのです。中国マネー 韓国マネーの不正がスポーツ界にも蔓延しているのです。ビデオの導入などで戦うしかないのです」
いやはや、来週売りの『SAPIO』では「ネトウヨ亡国論」の大特集が組まれますが、「選手宣誓をしたイギリス人女子選手がテコンドー選手だった」ということまで、「韓国による買収」となるとは、深読みも激しすぎます。