薄口評論家と評判のバカダンナ・杉村太蔵前衆議院議員(32才)が、本誌「家族事故調査委員会」委員長に就任。けっこう真剣に答えます。
【質問】
ある日、家族で使っているパソコンに高額請求が。どうやら中学2年生の息子がアダルトサイトにアクセスしているようです。架空請求だったので、金銭的な被害はなかったのですが、息子にどう注意していいかわかりません。(45才・専業主婦)
【杉村太蔵の回答】
思春期の息子さんなら性的なものに関心を示すのは自然なこと。それを真正面からとがめるのも、母親としてはいいづらいですよね。
ただし、アダルトサイトは18才以下は閲覧禁止が原則です。つまり、アダルトサイトを18才以下が見るということは、「犯罪である」ぐらいのことをいい聞かせるのはアリだと思います。
直接いえないなら、有害サイトをブロックする、フィルターをかけるなどの工夫も必要です。ぼくは田舎育ちだったので、刺激的な女性の裸体がのっている本などはなかなか見る機会はなかったんですよね。いまの子供たちはインターネットでアダルトサイトを閲覧できるから、それを制御できるのは親しかないと思うんです。
あ、ひとついい方法がありました。うちの父親が最初に性に目覚めたのは司馬遼太郎先生の『竜馬がゆく』だといっていたんですが、これがまた、男にはたまらないなまめかしい性描写の部分があります。
女性の息づかい、肌の質感などを感じられるような描写は動画では絶対に感じられないエロティックなもの。ぼくも大学時代に読んで、父親がいっていた性の目覚めという気持ちを理解できました。
もちろん、『竜馬がゆく』は文芸作品。歴史を知る上でも中学生にとっていい教材です。さりげなく「この本、勉強になるわよ」と全巻プレゼントしてみてはいかがでしょうか。
※女性セブン2012年8月16日号