血液型人間学の祖・能見正比古氏の遺志を引き継いで現在も研究を行なっているNPO法人ヒューマンサイエンスABOセンター所長の市川千枝子氏によれば、最も恋愛にハマリやすいのはA型だという。
「A型は恋愛に最も慎重ですが、一度相手を信用してしまうと、とことん信じきってしまう。“恋は盲目”になりやすいんです。ただし愛情表現は上手ではなく相手の甘えを許すことで愛情を消極的に表現する傾向もあります」(市川氏)
周囲の目を気にする保守的な性格ゆえに不倫には陥りにくいが、A型妻の場合、「求められると断われず、夫の不足部分を相手に求め、応じてしまうことがある」(市川氏)とか。浮気しそうもない人妻がまさか――という展開はA型妻に多いのである。
愛情表現がストレートで「好き」「愛してる」などの言葉を直接伝え、相手をほめまくるのがO型。
「O型の恋は石油バーナーのように燃え上がる。相手を自分のもとに引き寄せるためには手段を選ばない。ところが現実的な面もあって、生活と恋愛を切り離して考えられる。燃え上がるときは派手でも案外あっさり炎を静めることもできるんです」(市川氏)
相手を「奪い取る」ことに情熱を燃やしやすいが、「不倫は損」と思って既婚者には本気にならない傾向もあるという。
ところがB型の場合は、O型のように生活と恋愛を切り離せず、24時間、頭を恋人に占領されてしまう。それゆえ、不倫に最も突っ走りやすい。
「恋愛に対して開放的で、相手に妻や夫がいるとか年の差が大きいといったことには囚われません。でも、一旦恋が成就すると、相手に依存しなくなるため、離婚を迫るなどの修羅場になることは意外にありません」(市川氏)
AB型は何事も「ほどほど」で、恋に溺れて自分を見失うようなことは少ないという。
※週刊ポスト2012年8月17・24日号