今年4月13日に死刑判決を下された直後、木嶋佳苗被告(37才)は、朝日新聞記者との面会にて「真実でないことが認定された」と語ったという。
判決からおよそ4か月。東京高裁での控訴審を控える彼女は“塀の中”でどんな暮らしを送っているのか。
「一般論ですが、まだ裁判が終わっていない被告は拘置所の独房で過ごします。3畳半でクーラーがなく、室温30℃を超えることもざらです。木嶋被告も相当汗をかいているのではないでしょうか」(拘置所関係者)
木嶋被告は収容される前、高級料理専門学校に通い、被害者に手料理をふるまうなど、“食”へのこだわりを見せていたが、拘置所では…。
「成人女性の食事は、所内の規定で1日2000kcalまでと定められています。当然、おかわりも禁止。主食は米と麦の混合で、おかずはカレーや魚の煮付けなど、学校給食と同じような内容です」(前出・拘置所関係者)
起床は朝7時で、夜9時の就寝までは食事を除いて基本的に自由時間。読書をしたり、手紙を書いたりする被告が多いのだという。
木嶋被告といえば、決して美人とはいえない外見だが、法廷におよそ似つかわしくない服装をすることに躊躇しなかった。実は、拘置所での服装も自由だ。一審があった地裁での公判期間中は、木嶋被告の2人の妹(ほかに弟が1人いる)の1人がその洋服を差し入れたとされる。控訴審への準備に怠りがないとすれば、いまも差し入れが続いているに違いない。
女性セブンは、都内のマンションでその妹に取材を試みたが、「すみません。お話しできないんです」そう語るのみだった。
※女性セブン2012年8月23・30日号