韓流ドラマのブームが続いているが、韓流エンタテインメント・ナビゲーターの田代親世さんが韓流ドラマにハマる秘密を教えてくれた。
* * *
強い男が、ケガをしたり病に倒れたり、苦しむ場面が好きですね(笑い)。『トキメキ☆成均館スキャンダル』で、コロが、負傷してるのに強がっちゃう。『家門の栄光』でのガンソクは、恋に苦悩してお酒にのまれてぐでんぐでん。『冬のソナタ』でユジンのウエディングドレス姿にミニョンがぐっと堪えてる。――そんな、仕事もできて男らしくて完璧に見える男の“隙”というか弱いところに萌えるんです。
あと、『がんばれ!クムスン』など、ツンデレ男子がひざまずいて女性に靴を履かせるシチュエーションは、無条件でときめきます。ただし、序盤のツンがなければありがたみがない! こういうシーンにも、いま主流の“ツンデレ”の醍醐味を感じますし…。
と、語れるくらい(笑い)、どうして韓国ドラマは“シーン”が鮮烈に心に残るのか。日本のドラマがセリフで伝えていくのに対して、韓国は1カットずつ印象的な描写で見せていくからだと思うんです。三角関係だったら、それこそひとりの女性を2人の男性が片手ずつ引っ張る場面もありますから。それと、恋愛の頂点がキスであって、その感情の表現を背中のしなりかた、手の置きかたにまでこだわる。だから本能的に楽しめるんだと思います。
私はまず作品を丸ごと、そしてもうひとつ編集用に録画。好きなシーンだけ編集してHDDに保存、すぐ再生できるようにしてます。
※女性セブン2012年8月23・30日