『美木良介のロングブレスダイエット』(徳間書店)はシリーズ累計160万部を超える大ヒットになっている。
ロングブレスで鍛えられる腹横筋は深層筋群の一種で、胴回りをコルセットのように支えており、ここがしっかりすると体幹も安定するため腰痛解消につながるのだ。美木良介(54才)は始めて3週間で腰痛がすっかり消え、体重は2か月で13kg減っていた。体脂肪率は6.6%しかないという。
やせる効果も絶大なことから、美木はロングブレスを誰もができるダイエット法として紹介。一時はうつ状態までいき俳優業を諦めかけたところから、見事復活した。
「もともとロングブレスは健康法です。体を健康にするためには、キレイな体をつくらなければなりません。メタボ体形では健康にはなれません。だからダイエットではなく、健康になるためにロングブレスを行う。それが、結果的にダイエットにつながるんです」(美木・以下同)
まさにどん底までいきながら美木が最後まで諦めなかったのは、7年前に他界した父親の教えがあればこそだった。
「父は野球を通じて『苦しくなってからが勝負』だといつもいっていました。そして『近道するな! 楽をするな!』とも。父親はぼくにとって世の中でいちばん怖い人であり、いちばん尊敬している人。父の教えがあったからこそ、ここにたどりつけた。ロングブレスは、吐ききったと思ったところから、さらに吐く。まさに『苦しくなってからが勝負』なんです」
※女性セブン2012年8月23・30日号