家を建てるときに見事なアホっぷりを見せたというのが介護士(47才)の夫(50才)。いったいどういう話かというと…。以下は、妻の告白だ。
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5年前、家を建てるとき、私の反対を押し切って強引にオール電化にしたのはほかでもないダンナ(50才)なんですよ。そのことにはひとことも触れず今年は、いきなり節電の鬼に変身しちゃった。
とにかくわが家はドアの鍵まで電気。電力なしでは家にもはいれない。なにをするにも電気がかかるの。
「電気代は最大でも1万円」とダンナはいうけど、オール電化の場合、ガス代はナシだから、あり得ない数字。自分の判断ミスを家族に押しつけないで…ってのどもとまで込みあげてくるって。
冷房は一切禁止。シャワーもお湯をわかすのに電気を使うので5分まで。それも「ふたりひと組ではいったほうが効率がいい」といって私がシャワー使っているとダンナもはいってくるという暑苦しさ。
料理は加熱しないように厳命されてるからサラダとパンばかり。
夫は、家にいる間中、冷蔵庫の開閉に目を光らせまくってるんですよ。
最近では冷蔵庫内にはいっているモノの位置を覚えてて「オレは3秒以上、冷蔵庫を開けない男だから」と得意げ。誰かが冷蔵庫を開けると、ストップウオッチを押して、秒を計測し始めたんですから。
私が料理の材料をいろいろ取り出していると、「20、21、22、23……まもなく30秒経過!」ってもう嫌!
※女性セブン2012年8月23・30日号