ネット右翼(ネトウヨ)がネット上で盛り上がりをみせるのは何といっても韓国に関連した出来事だ。ここでは2009年の野球の世界一決定戦・WBCでの事件を紹介しよう。
2009年に行なわれた野球の世界一決定戦WBCの第2ラウンドで韓国が日本を破った時、韓国代表選手はマウンドに太極旗を刺し、勝利を喜んだ。
これに対し、日本のネットでは「ふざけんな」と大荒れになった。
事はこれだけでは終わらない。日韓による決勝戦前日の「報道ステーション」(テレビ朝日系)で、キャスターの古館伊知郎が視聴者の小学5年生の女子から「日本が勝ったら日本と韓国両方の国旗を立てて下さい」というファックスが来たことを紹介。
「こういう気持ちってのはやっぱり大事だなと思いました」と発言した。これにより、古館、テレビ朝日ともに「反日」と認定され、批判の書き込みが殺到した。(文中敬称略)
※SAPIO2012年8月22・29日号