4年に一度の祭典、中国メディアは連日新聞の一面等で各国のメダル獲得数を報じ、「メダル戦争」を煽りまくったが、結局、今回の五輪で中国が獲得したメダルは金38、銀27、銅23の計88個。金46を含む計104個のメダルを獲得したアメリカには大きく及ばなかった。
しかし、負けてもただでは転ばないのが中国。メディアは敗因の分析と、今後の対策を続々と報じている。
まずは抗議の仕方。「中国の抗議が失敗した原因は英語がヘタだから」と、選手に語学力を磨くよう指摘。
さらに、「中国選手は上品過ぎる」という冗談かと見間違うような記事では、「中国の選手は泣かないし騒がない」と。そして「泣けばミルクをもらえる」と韓国選手を例に出し、ゴネ得のススメともとれる報道も。
さらに「北京五輪とロンドン五輪どっちが優れていたか」という話題は、いまもネットを中心に盛り上がっているという。
どこまでも勝ち負けにこだわる中国人。きっと4年後もリオのカーニバル顔負けの大熱狂をみせることだろう。
※週刊ポスト2012年8月31日号