現在、夏休み中の愛子さまは、充実した日々を過ごされている。皇太子ご一家は、8月20日からは栃木県・那須御用邸でご静養中だが、その直前の8月12日から17日までは、静岡県・須崎御用邸でも静養されていた。12日、下田駅に到着した際には、出迎えた川勝平太静岡県知事から得意な泳ぎを尋ねられ、愛子さまは「平泳ぎです」とお答えになった。
しかし、このやりとりに学習院初等科の保護者の多くが首を傾げたという。なぜなら、愛子さまはこれまで学校での水泳の授業をほとんど受けられていないからだ。
「今回の須崎でのご静養は、愛子さまの苦手な水泳の練習が目的だったようです。毎日のように御用邸前のプライベートビーチに出て泳がれました。皇太子さまは可能な限り、一緒に泳いで練習につきあわれ、熱心に指導されたそうです。雅子さまは水着にはなられなかったようですが、浜辺から愛子さまを温かい目で見守られていたようです」(宮内庁関係者)
ご両親の力を借りて極秘特訓された愛子さまだが、初めて“水”とたわむれたのは、幼稚園入園前のこと。雅子さまは、“自立心”を育むためにと、愛子さまを東京・青山の「こどもの城」の水泳教室に通わせた。教室といっても、まだ水遊び程度だったが、以来、愛子さまは水泳が大好きになられたはずだった。
学習院幼稚園には水泳の時間はなかったが、初等科に入学してからは、お友達とプールに入るのを楽しみにされていた。しかし、学校でプールの授業を受けられたのは、1年生のときの最初の数回のみだったという。
「休まれる際の表向きの理由は風邪ということでしたが、学校内部では“愛子さまはプールが怖いのでは”という心配の声があがりました」(学習院関係者)
初等科の水泳の授業は、泳力に応じて帽子の色が変わる。
「全員がピンク色の帽子から始まって、その後、上達するにつれて赤、オレンジ、黄色、白と帽子の色が変わっていくんです。しかし、愛子さまは、ほとんどプールにはいられていないために、5年生になったいまも1年生のときと同じピンク色なんです」(前出・学習院関係者)
水泳が大好きだった愛子さまがプールにはいらなくなったのには、やはり“いじめ”が影を落としているとの見方もある。
「プールの授業は学年全体で行われます。ですから、いじめっ子と一緒になることに不安を覚えられてしまったのかもしれませんね」(前出・学習院関係者)
最近でもこんなことが。6月下旬、プールの授業前に“着衣泳”の時間があった。これは、服を着たまま水に落ちたとき、溺れないように、あわてず対処する方法を身につけるという授業だ。
「その日も愛子さまはプールの授業は欠席の予定だったんですが、急に出席されることになったんです。ただ、愛子さまは“着衣泳”までは、みんなと一緒にやられたんですが、通常の水泳の授業となった途端、プールサイドに座り込み、他の児童が楽しく泳いでいるのをじっとご覧になっていたそうです」(前出・学習院関係者)
※女性セブン2012年9月6日号