33年連続紅白出場の小林幸子(58才)は、一縷の望みを託して、インディーズレーベルでの再出発を果たす道を選んだ。
17年間所属したレコード会社『日本コロムビア』とのアーティスト契約を解除した小林。きっかけとなったのは、今年4月の個人事務所幹部解任騒動の影響で、6月に予定されていた新曲『絆坂』の発売が延期になっていたことだった。
「レコード会社としては、30年以上お世話になった恩人の首を一方的に切った小林さんが“絆の大切さ”を歌うなんて、そんな資格はないという判断だったようです」(音楽関係者)
しかし、小林には、どうしても譲れない、紅白への思いがあった。
「小林さんは、前社長らにお金を払って和解を主張するなど、新曲を発売するためにあの手この手を尽くしてきました。というのも、小林さんの悲願である34年連続紅白出場の条件のひとつに新曲発売があるんです」(前出・音楽関係者)
今後、大手ビデオレンタルチェーンと契約して、インディーズレーベルで新曲を出す予定というが、その道は険しい。
「もちろんレコード会社を移籍しても『絆坂』は契約上発売できません。だから、新しい曲を作るしかないんです。しかし、それには紅白まで時間がない。そのため、小林さんサイドは、『絆坂』の作詞家に、タイトルと詞を変えて出せないかという打診までしているそうです」(前出・音楽関係者)
しかし、状況を考えれば、作詞家が首を縦に振る可能性は少ない。実現は難しそうだ。
※女性セブン2012年9月6日号