『メルマガNEWSポストセブン』では、ビートたけし、櫻井よしこ、森永卓郎、勝谷誠彦、吉田豪、山田美保子…など、様々なジャンルで活躍する論客が、毎号書き下ろしで時事批評を展開する。8月24日配信の第28号では、コラムニストで放送作家の山田美保子氏が、ロンドン五輪のテレビ中継に花を添えた各局の女子アナたちを斬る。
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さて、「五輪と女子アナ」である。個人的にはテレビ朝日の大ベテランで、今回も現地に飛んでいた宮嶋泰子アナに興味があるが、『メルマガNEWSポストセブン』読者は“オーバー50”の女子アナになんてたぶん興味がないと思うので(苦笑)、「ロンドンドン、ロンドンドン」の掛け声と共に赤い学ラン姿で「ニッポンにエールを」送っていた在京民放局の5人の女子アナについて。
日テレ・徳島えりか、TBS・出水麻衣、フジ・本田朋子、テレ朝・竹内由恵、テレ東・大橋未歩アナの5人のなかで、まず“話題”となったのは「3大会連続」で局の代表として選ばれた大橋未歩アナである。これは、地デジ化推進の際、テレ朝が丸川珠代アナ(当時)を選出したことに並ぶ、大御所の選出だ。覚えておいでのかたも多いだろうが、丸川さんは、完全地デジ化の前に出馬。全国のアナウンサーを集めてCMを撮った直後の出馬となり、そのCMはボツに…。そんなことでもなければ全国放送に出られない地方局の女子アナに恨まれた経験をもつ。
全国のテレビ局を揺るがせた“丸川事件”の教訓から、“何か”やらかしそうな危険のある女子アナは外されたのだろう。テレ東が紺野あさ美アナではなく大橋未歩アナを選出した理由が、よ~くわかった(苦笑)。
紺野あさ美アナはスポーツアナだし、『世界卓球』でズケズケ聞いた女子卓球チームとも面識があったのになぁ。惜しいことをした。
惜しいといえば、“オールドたけうち”(とんねるずの石橋貴明が命名)こと武内絵美アナ(産休中)の後を継いで『報道ステーション』でスポーツを担当したり、朝日新聞のコラムも引き継いでいる宇賀なつみアナも「なんで私じゃないの?」と思っているのでは?
“ヤングたけうち”(命名者、同じく)の竹内由恵アナは、『ミュージックステーション』の歴代女子アナに比べると評判がイマイチなのに、どういうワケか、いろいろな場面で起用される。『ロンドンハーツ』などでも芸人人気がもっとも高いので、男性ウケ、上司ウケということなのかもしれない。