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女性の薄毛 「20代でも育毛剤をおすすめ」と毛髪診断士

 女性の頭髪の悩みというと、更年期を過ぎてからのものというイメージが強いが、必ずしもそうではないという。ヘアサロン『AMATA』オーナーで、毛髪診断士の美香さんはこう話す。

「20代でもストレスなどが原因で、髪の悩みを訴える人は増えています。悩みがなくても、美しい髪を保つためには、20代後半から育毛剤を使い始めることをおすすめします。髪の悩みが顕著になる40代以降は当然、利用すべきです」

 育毛剤を選ぶポイントは、有効成分が配合されていることが大切。育毛剤は、毛母細胞を活性化するもの、頭皮を清潔にするもの、血行促進するものなど、商品によって働きが異なるので、自分に合う育毛剤について専門家に相談するのがベストだそう。

 そして使用に際しては、シャンプー後の清潔な頭皮に育毛剤をつけること。効果には個人差があり、即効性があるものではないので、最低でも2~3か月は使用してから、自分に合っているか判断しよう。

 一方の白髪は老化現象のひとつ。しかしながら、その原因はまだはっきりと解明されていない。『皮膚臨床薬理研究所』代表取締役で理学博士の北澤秀子さんはこう説明する。

「遺伝的な要因が強く、食生活にも影響を受けていると考えられています。さらに、紫外線による悪影響も考えられます。紫外線は毛包にある色素を作る幹細胞にダメージを与え、髪を黒くする色素であるメラニンを作らなくなってしまいます。それによって髪の色が退色し、白髪っぽい髪が増えてくることになります」

 特に紫外線量の増える春から夏にかけては、日傘や帽子で頭皮をガードしたほうがいいだろう。

※女性セブン2012年9月6日号

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