国内

ホリエモンが旧友に激白「普通の会社員の気持ちがわかった」

ビートたけし、勝谷誠彦、吉田豪など錚々たる論客が寄稿する『メルマガNEWSポストセブン』では、現在服役中のホリエモンこと堀江貴文氏の連載も収録。担当編集S氏が明かす獄中近況記は、堀江氏の意外な一面がわかると評判だ。8月24日配信の28号から、その一部を紹介しよう。

 * * *
 こんにちは。『堀江貴文のブログでは言えない話』担当の編集Sです。長野刑務所での堀江の近況をお伝えしますね。

 先日、ドコモのi-modeの生みの親である夏野剛さんが堀江の面会に来てくれました。ふたりの会話は、まるで「ここは会議室か!」って突っ込みたくなるほど、熱を帯びて語っていましたよ。

 夏野さんと御大の初めての出会いは、i-modeコンテンツを堀江が作ることになり、そこで出会ったとか。ふたりが仲良くなってから、かなりの年月が経っているわけです。

 夏野さんは「元気そうだね」と久しぶりの友人にあった感じで軽く挨拶から入ります。ところが堀江は夏野さんに話をしたいことがいっぱいあるようで、ここから猛烈に語るわけです。

「最初の一ヶ月くらいは落ち込んでいたけど慣れました。でも人間関係が大変。ピュアかとおもいきや、意外とドロドロ。一ヶ月でも早くいる人のほうが先輩で、言うことは絶対。なので、処世術が身についた感じです。会社員の気持ちがわかりましたね」

 これに対して、夏野さんが「ホリエモン、処世術を学ぶか」とつぶやくと、待ってましたといわんばかりに堀江がまくし立てます。

「この刑務所では指導がデキない犯罪の種類があって、その受刑者たちは他の刑務所に行き指導を受けて帰ってくるけど、久しぶりにその人達に会うと、『堀江さん、丸くなったね』と言われるくらいですから。刑務所は意外と忙しいんですよ。やることがあるし、人間関係や秩序が保たれている。なんか、普通の会社員とかの気持ちがわかってくるんです。ここ、先輩後輩とかすごいですから。あと、ここに来てから人間心理が読めるようになった。それは一般的な気持ちがわかるようになったからなんですよ。僕は認知症の老人とか、若くても手足が不自由な人とかのお世話をしている。絶対にやらないだろうと思っていたことをやって、一般的な社会の秩序や枠組みを知って、変わったと思う。絶対に優しくなっているんですよ、僕」

 思わず(中略)って入れたくなるほどの長さです(笑)。それにしても夏野さんと話す時の御大の表情は、いつも以上にイキイキとしていました。仕事を共にした人と話すことで、昔のような気持ちに戻ってきたのでしょうか。早くビジネスの現場に戻りたい、そう言っているような気もしました。

※メルマガNEWSポストセブン28号

関連記事

トピックス

山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
「衆参W(ダブル)選挙」後の政局を予測(石破茂・首相/時事通信フォト)
【政界再編シミュレーション】今夏衆参ダブル選挙なら「自公参院過半数割れ、衆院は190~200議席」 石破首相は退陣で、自民は「連立相手を選ぶための総裁選」へ
週刊ポスト
Tarou「中学校行かない宣言」に関する親の思いとは(本人Xより)
《小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」》両親が明かす“子育ての方針”「配信やゲームで得られる失敗経験が重要」稼いだお金は「個人会社で運営」
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波も(マツコ・デラックス/時事通信フォト)
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波、バカリズム脚本ドラマ『ホットスポット』配信&DVDへの影響はあるのか 日本テレビは「様々なご意見を頂戴しています」と回答
週刊ポスト
大谷翔平が新型バットを握る日はあるのか(Getty Images)
「MLBを破壊する」新型“魚雷バット”で最も恩恵を受けるのは中距離バッター 大谷翔平は“超長尺バット”で独自路線を貫くかどうかの分かれ道
週刊ポスト
もし石破政権が「衆参W(ダブル)選挙」に打って出たら…(時事通信フォト)
永田町で囁かれる7月の「衆参ダブル選挙」 参院選詳細シミュレーションでは自公惨敗で参院過半数割れの可能性、国民民主大躍進で与野党逆転へ
週刊ポスト
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
「フォートナイト」世界大会出場を目指すYouTuber・Tarou(本人Xより)
小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」に批判の声も…筑駒→東大出身の父親が考える「息子の将来設計」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
「週刊ポスト」本日発売! 中居トラブル被害女性がフジに悲痛告白ほか
NEWSポストセブン