どんな人間だってひとつくらいは取り柄があるものだが、それがワキ毛だというのは、神奈川県在住の専業主婦Nさん(40才)の夫(36才)。なんとも、トホホな夫のワキ毛エピソードをNさんが披露する。
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コレといって取り柄のないダンナの自慢は、なんとワキ毛の濃さ。朝、洗面所で顔を洗い終えるとバンザイしてワキの下をながめ、眉を寄せてポーズをとっているの。
子供が小さいときは「な、すごいだろ」って見せては逃げられていたけど、この夏、田舎で義姉の3才の息子に同じことをやっちゃった。火がついたように泣き出した原因を知った、親戚はドン引き、なんてもんじゃないわよ。
「お前、何か会社であったのか?」って姑は本気でダンナの顔を覗き込んでいたもの。
「悪い、悪い。しかし、そうか。子供が怖がるほどオレのワッキーはすごいのか」
まったく謝ったのか、自慢したのか。夫の頭の中身は誰もわかりません。
今回のオリンピックのテレビ観戦中も、夫の興味の8割はワキ。勝つと両手を上げて歓声に応える陸上選手とか、もろワキ出しの重量挙げとか。「すっげー」って叫んでいたのは成績じゃなくてワキ毛って、ほんとバカですよ。
※女性セブン2012年9月13日号