「最高の7年間でした!」と、涙をこらえ、笑顔でAKB48を卒業した前田敦子(21才)。8月27日の卒業公演では高橋みなみ(21才)、篠田麻里子(26才)らのメンバーが次々と前田にお別れのメッセージを述べたが、最後に声をかけたのが、ライバル・大島優子(23才)だった。
「良きライバルでいてくれてありがとう。あっちゃんがいてくれたから、自分もAKBにいることができたと思う」
前田と大島は、AKB48選抜総選挙で“センター”の座をめぐって切磋琢磨してきた。それだけに、「本当は仲悪いんじゃないの?」などと突っ込まれ、そのたびに「そんなことないですよ」と否定し続けていた。
だが、前田の卒業直前に出演した『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で、大島はこんなことを口にした。
「卒業が決まってから、距離が縮まりました。結構周りに作られていた私たちの壁というものがあって、それが一切なくなったなって…」
初めてふたりの間に、“壁”があったことを明かし、これには前田も黙ってうなずいた。
<優子のホームにお泊り 朝起きたら1人だった 優子は何時の間にか仕事へ…寂しい>(8月20日前田のブログ)
ふたりが“壁”を取り払ったのは、今年6月に行われた第4回選抜総選挙がきっかけだった。すでに卒業を発表していた前田は出場を辞退。そのため、大島は“大本命”と目されていた一方で、「大島が1位じゃつまらない」という心ない声まであがっていた。大島は当時のことをあるインタビューでこう語っている。
<『孤独』って言葉の意味が分かったんです。あっちゃんはずっとこんな思いをひとりで耐えていたんだと思ったら、改めて彼女のすごさが分かりました>
※女性セブン2012年9月13日号