今ポイントサービスはどんどん進化している。
買い物しなくてもポイントが貯まるサービスも増えている。例えば、提携店舗内でチェックインするだけでポイントが貯まるスマートフォンのアプリや、店頭の端末にポイントカードを入れるだけで来店ポイントがもらえるサービスを行うデパートなども出てきている。
ほかにも、インターネットの通常の検索エンジンではなく、ポイントサイトの検索エンジンを利用すれば、それだけでポイントがもらえたり、サイトに貼られているバナーをクリックするだけでポイントがついたり、手間をかけずにポイントが貯まるサービスが登場しているのだ。
「これだけカードが使えるシーンが増えているのですから、カードを使わなくては損。上手に活用すれば、生涯で3000万円の節約も可能です」
こう話すのは、カード評論家の岩田昭男さんだ。
岩田さんによれば、還元率10%のクレジットカードで、平均月50万円分を20才から70才までの50年間使った場合、3000万円相当のポイントを得ることができるという。
「今はクレジットカードで家賃、税金、保険料、ガスや電気などの公共料金なども支払えますから、年収によっては月50万円をカードで支払える人もいます。また、三越伊勢丹グループの『エムアイカード』なら最高で還元率10%(三越伊勢丹グループ百貨店で前年度、100万円以上利用した場合)になります。
他社のゴールドカードやプラチナカードの中にも還元率が高いものもあるので、ちょっとしたコツはあるものの、それらを駆使すれば理論上は不可能ではありません」(岩田さん)
前出の『エムアイカード』やプラチナカードは最終目標として、もう少しハードルを下げて、還元率5%のクレジットカードで、平均月20万円分を50年間使った場合を見てみると、それでも600万円相当のポイントが得られる計算だ。
「大切なのは、カードを節約などにきちんと役立てようという気持ちです。今後、消費税も上がりますから、カードを活用してポイントを得れば、上がった消費税分を取り戻すことも可能なのです」(岩田さん)
現金決済がバカバカしくなるポイントシステム。知らないと絶対損です!!
※女性セブン2012年9月13日号