阪神大震災や東日本大震災を経た我々日本人は、災害への意識がかなり高まっている。「備蓄品」の重要性も問われているが、備蓄品を考える上で、忘れてはいけないのが冷蔵庫の存在だ。
特別な備えをしていなくても、普段から、飲み物や食材が保管されている。とはいえ、電気が止まってしまえばただの箱。夏場はあっという間に中の物がダメになってしまうとお考えでは?
そこでひと工夫。普段から冷凍庫の余ったところにぎっしりペットボトルの水を完備しておくのだ。電気が止まったら、冷凍庫の中身を全部、冷蔵庫の最上段の棚の上にセット。扉をしめて粘着テープで少しの冷気も逃げないようにすれば2、3日は保冷することができる。
ポイントは粘着テープで密閉したら、2、3日は開けるのを我慢すること。一度開けてしまうと中の冷気が逃げて、二度と冷やすことはできないからだ。それまでは備蓄品の食料で我慢しよう。保冷されているといっても、冷蔵庫に保管したものを生で食べるのは厳禁。携帯コンロなどで必ず加熱調理して食べよう。
※女性セブン2012年9月13日号