ビートたけし、森永卓郎、勝谷誠彦など錚々たる論客が寄稿する『メルマガNEWSポストセブン』では、現在服役中のホリエモンこと堀江貴文氏の連載も収録。担当編集S氏が明かす獄中近況記は、堀江氏の意外な一面がわかると評判だ。現在配信中の29号から、その一部を紹介しよう。
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こんにちは。『堀江貴文のブログでは言えない話』担当の編集Sです。長野刑務所での堀江の近況をお伝えしますね。
唐突ですが、夏といえば花火ですよね。実は長野刑務所でも花火が楽しめるそうなんです。とはいえ、普通に楽しめるようなことはもちろんありません。なんでも刑務所の近くで花火大会が開催されることがあるらしく、しかも夜に行われるので、受刑者たちは「音だけ」を楽しむようなのです。
先日、面会をした時堀江が言っていたのですが、21時の消灯時間を過ぎても花火の音が「ドン! ドン!」と鳴り響く。花火本体が見えるのならまだしも、音だけですから、受刑者の中にはイライラを募らせたのか、「うるさい!」と吠える人もいるのだとか。堀江は「正直、その声のほうがうるさかった」と心の中で思ったそうです(笑)。
さて、そんな堀江に変化がありました。そのときの面会で、今までにないことが起きたのです。それは差し入れ。毎度、「ちり紙(上)を必ず差し入れるように」と言われるのですが、今回はそのお願いがなかったのです。おかしい! 基本お腹がゆるく、車での長距離移動の際は、定期的にパーキングエリアで止まることを指示する御大が、その結果なのかお尻にちょっとした難を抱えるあの御大が、ちり紙(上)を欲しないなんて…!
慌てたマネージャーが「ち、ちり紙(上)はいいんですか?」と再確認しても、御大は「前の面会が近かったから、まだある。大丈夫だよ」と。ちなみに次の面会は夏休みを挟んでかなり先であります。果たして足りるのでしょう
か?
最近は夏場ということで刑務所内ではアイスの支給もあるようなので、余計に御大のお腹のコンディションが心配であります。以前、「官支給のちり紙は固い」と言っていただけに、ようやく治った痔が再発するのではないかと、その身というか、お尻だけを心配してしまうのです。
そういや、以前に痔になったのも、夏が終わった後だったような…。おぼろげながら、御大の排水口に関する記憶が私の中を支配するのでした。