この夏、長野・群馬両県で静養されていた天皇皇后両陛下。静養先ではテニスを楽しまれたり、コンサートを鑑賞されるなど、ご公務でのお疲れを少しは癒されたことだろう。
しかし、8月29日に帰京されると、翌30日には都内で写真展を見学されるなど早速ご公務に復帰。9月末には岐阜県で行われる国体の開会式へのご出席が発表されるなど、相変わらずご多忙な日々が続いている。
最近は、韓国の“反日ムード”に両陛下はお心を痛められているが、美智子さまにはもうひとつ心配事がおありだという。
それは愛娘・黒田清子さん(43才)のことだ。
今年5月、清子さんは伊勢神宮臨時祭主に就任した。これは、神宮の祭祀に奉仕し、天皇のお心を伝えるとともに、伊勢神宮の神職をまとめる役職で、戦後は天皇家直系の女性が務めている。
現在の祭主は、昭和天皇の四女・池田厚子さん(81才)なのだが、ご高齢ということもあって清子さんに白羽の矢が立ったのだ。
伊勢神宮では来年、20年に1回行われる「式年遷宮」という1300年以上続く重要な行事を控えているため、清子さんはかなり忙しい日々が続いている。
「式年遷宮に向けて、これから大きな祭りが続くため、清子さんは東京と伊勢を行ったり来たりの生活を送られています。東京でも、関係者との打ち合わせなどスケジュールが詰まっているようです」(宮内庁関係者)
伊勢神宮では、10月に神宮内で収穫された新米を神前にお供えする神嘗祭が行われる。この祭りも清子さんが執り行うという。
「神嘗祭で、祭主は夜10時、深夜2時、そして昼12時の3回、石の上に1時間半、正座をして神様と向き合わなければなりません。また数日前から身を清めるため、食事も厳しく制限され、それが1週間近く続くわけですから、かなり過酷な神事といえます」(伊勢神宮関係者)
※女性セブン2012年9月20日号