焼き肉、揚げもの、お酒もOK! 運動もせずに体重を減らせると話題の糖質offダイエット。糖質の多い食事をとると“肥満ホルモン”と呼ばれるインスリンが必要以上に分泌され、摂取した糖質を脂肪に変えて体内に蓄えてしまう。一方、カロリーが高くても糖質が少ない食事は、食事中から体の脂肪を燃やすため、脂肪として体内に蓄えられにくいという。
そこで、毎日の食生活でスムーズにダイエットを実行する方法を管理栄養士の大柳珠美さんがアドバイスしてくれた。主食+甘味抜き以外の制約があまりないため、外食やコンビニを活用できるのもこのダイエットの強み。
ご飯抜きでオーダーできるファミレスは、ハンバーグやチキンソテーなど、単品で注文した料理に、ボリュームのあるサラダなどをプラス。
「肉料理の付け合わせにポテトやコーンなど糖質が多いものが付いてきた場合も、残せばOKです」(大柳さん・以下同)
庶民的な居酒屋は素材を茹でるだけ、焼くだけ、揚げるだけというシンプルな味付けで糖質の少ないメニューが多い。
「刺し身、焼き魚、冷や奴、枝豆などおすすめメニューはたくさんあります。焼き鳥はタレではなく塩で頼めば、糖質を控えることができます」
お酒もウイスキー、焼酎、ブランデーなどの蒸留酒を選べば楽しめる。ただし、サワーなどは甘味のあるものを組み合わせているケースが多いので、ウーロンハイや水割りに。
「2週間の“スーパー”が終わり“プチ”になったら、最初の1杯ぐらいはビールを飲んでも大丈夫ですよ」
ワインは醸造酒だが、辛口のものはブドウ糖ではなく果糖で構成されるため、血糖値を上げないのでOK。サラダやハンバーグ、焼き魚など単品のおかずが豊富にそろい、“プラス一品ほしい”時に便利なのがコンビニ。
「ハンバーグのデミグラスソースなど甘味のあるタレやソースは残すなど調整するといいでしょう」
おでんも練りものは避けて卵や大根、コンブ、がんもやこんにゃくを選べば◎。
「買い置きしておくと便利なのはサバなど魚の水煮缶。サラダやオムレツに入れてもいいし、チーズをかけ、オーブンで加熱するだけでおいしい」
ただし、大和煮など濃い味付けの缶詰は糖質が高いのでNG。
※女性セブン2012年9月20日号