バスタオル一本あれば、いつでもどこでもエクササイズができ、その効果は1回でウエスト3㎝以上減! 夢のようなダイエット法に最近ウエストサイズが上げ止まらない女性セブンの名物記者・オバ記者(55才)が飛びついた。「腹巻き、似合いすぎ!」の周囲の声もなんのその、いったいどんな結果が? 以下はオバ記者によるレポートだ。
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巻き始めて、体の中心にグッと力を集めて立つだけで滝のような汗が。
「この姿勢を体に記憶させましょう」と、バスタオルウォーキングを考案した小山圭介トレーナーはごく普通のバスタオルを腹巻きほどの幅に4つに畳み「では息を思いっきり吸って~」と言うとオバの腹にグイ~ッと巻き付けた。
「お腹に圧をかけると血液とリンパ液の流れがよくなります。バスタオルを巻いたままエクササイズを行うことで余分な水分が排出され、むくみ改善の効果も期待できます」
まるでバカボンのパパと笑う余裕はない。改めて自らタオルを巻きエクササイズ開始。
肩幅よりやや広くタオルをピンと伸ばして持ち、耳の後ろにもってくる。肩甲骨を寄せながら下に下ろす×20回(ダブリューエクササイズ)。
その間、小山トレーナーから「アゴがあがってます」「お腹から力が抜けています」「バスタオルを巻いてるから体の軸、体幹の使い方がわかってきたでしょ」と指摘され、だんだん体幹とやらがどこかわかるようになり、さらにその幹が太くなったような…。
最後は前に傾いた骨盤を正しい位置に戻すエクササイズで、まずバスタオルをひざに挟む。お尻にキューッと力を入れたまま、スクワットを20回(サドルエクササイズ)。
ここでオシマイかと思えば、「さらにダイエット効果を上げる『バスタオルウォーキング』をします」と小山トレーナーがニカッと笑った。
「まず歩き方の注意です。猫背や、ひざから下でペタペタ歩くのは、体がゆがんで代謝が落ちる原因です。足の裏にある拇指球(足の親指の付け根にあるふくらんだ部分)に重心を置いて歩きましょう。かかとから、拇指球の順に着地する、のを意識しましょう。さらに、ひざを伸ばし、部屋の向こうまで早歩きします!」
ハイッ、あと3回。もう1回。最後にあと3回!
「そうっ、その歩き方です!」
やっとオッケーが出たときのうれしかったこと。
1回のレッスンで9割の人がウエスト2~3cmマイナスだそうだがなんとオバの84cmウエストは80cmで4cm減!
「家の掃除をする時などもバスタオルを巻くといいですよ。1日1〜2時間を目安にやってみましょう。朝起きて巻けば、正しい“やせ姿勢”を注意しながら一日過ごせます」
正しい姿勢と歩き方を身に付けたオバが、ナイスバディーになる日はもうすぐ、だと思う。
※女性セブン2012年9月20日号