最近、“糖質制限食”がブームだが、巷には“糖質ゼロ”や“糖類オフ”を謳う商品が出てきている。これって、同じ意味なのだろうか?
実はこれ、ちょっと注意が必要。「糖質」は正確には単糖類、二糖類、多糖類、糖アルコール、人工甘味料を指し、「糖類」は、単糖類と二糖類のみを指す言葉。「糖類ゼロ」と書いてあっても、糖質がゼロとは限らないのだ。また、「糖分ゼロ」には法律的な規定もないため、メーカーが独自に謳っている場合もある。
判断の目安にしたいのは、ラベルの食品表示にある「炭水化物」の表記。糖質は「炭水化物-食物繊維」だが、食物繊維はカロリーゼロで血中のブドウ糖も増やさない。おおまかに“炭水化物=糖質”と考えてもいい。
※女性セブン2012年9月20日号