ビートたけし、勝谷誠彦、吉田豪など錚々たる論客が寄稿する『メルマガNEWSポストセブン』では、現在服役中のホリエモンこと堀江貴文氏の連載も収録。担当編集S氏が明かす獄中近況記は、堀江氏の意外な一面がわかると評判だ。現在配信中の30号から、その一部を紹介しよう。
* * *
こんにちは。『堀江貴文のブログでは言えない話』担当の編集Sです。長野刑務所での堀江の近況をお伝えしますね。
まずは、堀江がシャバのニュースについて思うところがあったようなので、そちらから!
8月、札幌市岩井食品の浅漬けを原因としたO157集団食中毒が発生。死者は7名にものぼり、O157集団食中毒事件では過去2番目の被害の大きさでした。このニュースに堀江は「生レバーの次は、浅漬けがスーパーの店頭から消える日が来そうだ。製造していた会社は潰れるのかなー。たくさんの人が路頭に迷いそうだ」と分析。経営者的目線を持ってこのニュースを見ていたようでした。
さらには、「正直なところ、食品とかを扱う会社は怖くて経営したくないなって思う」ともいっておりました。堀江はグルメで知られていますが、積極的に飲食業に参加していない感じがするのは、こういう考えがあったからなのかもしれませんね。
事件の原因は簡単にいうと特売により量が必要となり、消毒用の塩素を半分しか入れられなかったから、ということらしいのですが、これって現場の手抜きみたいなことになるのでしょうかね。
堀江は「働いていた人たちは軽い気持ちだったんだろう。今回の事でムショに入ることはないと思うけど、一生針のむしろだよね。刑務所にいるとそんな人生の“軽い手抜き”で後悔している人をよく見かける」と話しております。
軽い気持ちでやったことで、「一生後悔する」そんな人が実は多くいるということを、堀江は見てきているようです。私も身の引き締まる思いになりました。