青島を見られるのも、これで最後とあって、劇場はどこも超満員。1997年1月から始まった織田裕二(44才)演じる青島が主役の『踊る大捜査線(以下、踊る)』シリーズは、9月7日から公開中の『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』でラストを迎える。公開3日間で80万人の観客動員を記録し、興行収入もすでに10億円を突破、有終の美を飾るにふさわしい作品となりそうだ。
青島を“先輩”と呼んでいた真下正義(ユースケ・サンタマリア、41才)が湾岸署の署長に出世するなど、15年の歳月が感じられる『FINAL』。その中心にいたのは、もちろん主役の織田だが、今作ではこれまでとはちょっと違う表情を見せていたという。
「映画の撮影が行われたのは、寒い時期でした。そんなとき、織田さんは300人近くいるスタッフや出演者全員に、1個1500円もするあったかい高級すき焼き弁当を振る舞ってくれたんです。みんな大喜びでした」(フジテレビ関係者)
ちなみに、これに対抗心をメラメラと燃やしたのが、青島の部下・篠原夏美を演じる内田有紀(36才)だった。彼女はその直後、スタジオ内に駄菓子屋の屋台をそのまま呼び寄せた。
「内田さんが、“食べ放題ですよ。好きなもの持っていってください”って。これには織田さんも“そう来るか!”って驚いていました(笑い)」(前出・フジテレビ関係者)
そして、『踊る』といえば、青島とすみれとのビミョ~な関係が見所のひとつとなっている。今作では、監督から「アドリブでいいから、深津さんともっと絡んでよ」という注文が織田にあったという。すると織田は、こんな言葉で切り返した。
「僕は妻がいる身です。愛する妻のために生きる男ですよ!」
プライベートを明かさないことで有名な織田が初めて語った妻の話。長年の絆が生み出した渾身の赤裸々トークだったのかも!?
※女性セブン2012年9月27日号