2等の当せん金が5万7100円、それなのに3等が2等より28万円も多い33万8700円――9月6日に抽せんされた数字選択式宝くじ「ロト6」でこんな珍事が起きた。
ロト6は、1から43までの数字の中から6つの異なる数字を選ぶくじ。賞金は、決められた賞金額を当せん者で山分けする方式で、当せん者が多ければ多いほど賞金額は少なくなる。
今回は2等の当せん者が3470口、3等の当せん者がそれより少ない702口となったので、賞金の逆転現象が起こったのだ。それにしても、なぜ今回は2等の当せん者がこんなに多かったのだろうか。宝くじ評論家・長利正弘さんはこう話す。
「人気海外ドラマ『LOST』の影響が大きいといわれています。このドラマでは、登場人物のハーリーが米国の数字選択式宝くじで『04、08、15、16、23、42』を選び、大当たりを引き当てました。今回はこれをそのまま買っていれば、6つの当せん数字のうち『04、08、15、16、42』の5つと、ボーナス数字の『23』と一致。2等になるんです」
2等を当てたかたは「1つ別の数字にしておけば3等だったのに…」と、複雑な心境だったことだろう。
※女性セブン2012年9月27日号