バラエティー番組などで活躍する“薄口政治評論家”杉村太蔵前衆議院議員(33才)が、女性セブンの「家族事故調査委員会」委員長に就任。読者の悩みに答える。
【読者からの相談】
10才の娘がロンドン五輪を見て、体操をやりたいと言いだしました。でも、うちの家計は習いごとをさせる余裕はなし。ただ、子供がやりたがっているのに、その芽をつむのは親としても心苦しいです。無理してでも通わせるべきでしょうか?(42才・パート)
【杉村太蔵のアドバイス】
うちの娘も3才のときにバンクーバー五輪を見て「フィギュアスケートをやりたい」と言いだしましてね。そのとき、「うちにはそんな余裕はない」ときっぱり言ったら、あきらめました。
そのかわり、スケートリンクに連れていって、一緒に滑りましたよ。それで満足したみたいですね。
10才ですから、3才の子との比較は難しいですが、まずはご家庭の経済状況を娘さんに話してみてはいかがでしょうか。「とてもじゃないけれど、体操教室に通わせる余裕はない。そんなに体操やりたいのかい?」と。
それで「まずは鉄棒でさかあがりをやってみなさい」と言ってみる。できるようになったら今度は逆立ちを1分間できるようになりなさい、とひとつひとつ課題を出していくんです。それで毎日、必死に練習していく姿があって、お母さんの目から見て“この子、本気だな”と思ったら、考えてあげてもいいんじゃないでしょうか。
体操教室といっても、区や市などの自治体が運営している公営のものでしたら比較的安い費用で習うことができます。体験なら1回1000円程度からあります。
そこで教えてもらって、いきなりバック転をして、コーチが“すごい才能だ!”と目を輝かせながら称賛したとしましょう。そうしたら、本気で習わせてあげるべきです。
そこでもまだ、迷ったとしたら、思い切って、ロンドン五輪・金メダリストの内村航平選手に手紙を書いてはいかがでしょうか? “うちの子は公営の体操教室に通って、ここまでできるようになった”って。もしかしたら何かいいアドバイスがもらえるかもしれませんよ(笑い)。
※女性セブン2012年9月27日号