今年3月の公演をもって全メンバーが“卒業”となったSDN48。中心メンバーの大堀恵やキャプテンの野呂佳代など、センターを務めたメンバーですらその後は目立った活躍はしていないが、唯一“旬のアイドル”として売れに売れているのが芹那(27才)だ。
SDN卒業直後からバラエティー番組やCMなどに引っ張りだこ。本人のブログによれば、9月に入りすでに14本の情報番組やバラエティー番組に出演している(14日現在)。ネット上では、エロに対して意外に寛容なところが魅力との声もあるが、他のメンバーよりも芹那だけが売れているのはなぜか?
その理由についてアイドル評論家の北川昌弘氏はこう分析する。
「他のメンバーと差をつけたポイントは、ギャップですね。見た目は、AKBの篠田麻里子のような清楚なお姉さん系美女。ところがしゃべると、アニメ声を超えた子供声というのは、インパクトがあります。しかも、その声に加えて、お笑い芸人などのツッコミに対しても瞬時に切り返しができるバラエティー向きのトーク力があったので、単独でも番組に呼ばれるようになった。これがブレイクしたポイントだと思います」
SDN48では1期生として活動した芹那は、一見ゆるキャラながら、実は名門女子大といわれる白百合女子大出身でもある。頭の回転の速さが、アドリブが重視されるバラエティー番組向きだったとも言える。
現在はバラエティー番組やグラビアのみならず、ドラマ『ゴーストママ捜査線』(日本テレビ系)に教師役でレギュラー出演中。最近では『CanCam』(小学館)、『Ray』(主婦の友社)など女性ファッション誌でもモデルとして活躍している。
北川さんは、“見た目”の魅力についても次のように指摘する。
「グラビアでも、スレンダーな水着姿が男性ファンから大好評です。優木まおみ、吉木りさなどのように“スレンダー美女”の水着グラビアは確実に需要があるので、それにもハマった例といえるでしょう。さらに、嫌みのない彼女のキャラクターは、女性ウケも抜群です。そうした点がドラマや女性ファッション誌に活躍の場を広げている要因でしょう」