『メルマガNEWSポストセブン』では、ビートたけし、森永卓郎、勝谷誠彦、吉田豪、山田美保子…など、様々なジャンルで活躍する論客が時事批評を展開する。9月14日に配信された31号では、ビートたけし氏が熟女ブームに疑問を呈する。
* * *
この前の週刊ポストのスクープにはなかなか笑わせてもらったよな。お笑いコンビ「ピース」の綾部祐二ってのと、二子山部屋の元おかみさんで若貴兄弟の母親でもある藤田紀子さんの熱愛をスッパ抜いたんだけどさ。
綾部は34歳、おかみさんは64歳で、実に30歳差恋愛だっていうからスゴいよな。綾部のヤローは植村直己さんクラスの大冒険家だよ。「青春を山に賭けて」ならぬ「性春を年増に賭けて」というオチなんでさ。
でも驚いたのは、この綾部が相当な変わり者ってわけじゃないってことだよな。今や空前の「熟女ブーム」だってんで、40代、50代、60代以上のオバサンが注目されてるっていうんだからさ。中には「美魔女」なんていわれて、とても実年齢には見えないほど若々しいトンデモナイ女もいるっていうんだけどさ。だけど、オイラはあんまりピンとこないんだよな~。
だけど男が気をつけとかなきゃいけないのは、こういう「綺麗なオバサン」と付き合うっていうのが、世の中で一番カネがかかるっていうことだよ。
特に「私、ワインが大好きなの」っていう女には気をつけたほうがいいぜ。「あの年のブルゴーニュはどうの…」とか言い始めて、バカ高いワインを奢らせようとするし、ヤッたらヤッたで「そんなに早くイッちゃダメよ」「もっと上手にやりなさい」なんて上から目線であーだこーだ言い始めるに決まってるんだから。
たまったもんじゃないぜってね。だったら若いオネエチャン相手に「どうだい、これウマイだろ?」「は~い、なんてお料理かわかんないけどオイシイで
す」なんてやってたほうがよっぽど楽しいじゃないかってさ。