ビートたけし、勝谷誠彦、吉田豪など錚々たる論客が寄稿する『メルマガNEWSポストセブン』では、現在服役中のホリエモンこと堀江貴文氏の連載も収録。担当編集S氏が明かす獄中近況記は、堀江氏の意外な一面がわかると評判だ。現在配信中の31号から、その一部を紹介しよう。
* * *
こんにちは。『堀江貴文のブログでは言えない話』担当の編集Sです。長野刑務所での堀江の近況をお伝えしますね。
今週は、堀江がシャバのニュースを塀の中から切ります!
【大阪維新の会、民主党から5名の議員が合流し国政政党化の見込み】
維新の会の松井一郎大阪府知事が、民主党の松野頼久元官房副長官や自民党の松浪健太衆院議員ら5人と会談。松井氏は、次期衆院選に向け、維新が結成を目指す新党への合流を打診したところ、5人とも前向きな意向であるといわれております。
選挙のニュースについて御大は敏感です。次々と独自の論を展開してくれています。
「なるほど。松野氏ならやりそうだ。みんなの党も分裂か。資金力がないからな」
「維新の会は、全国の公明党が出る選挙区以外は候補者を立てるだろう。公明党はラブ&ピースな政党だから、その部分で合意できれば小選挙区で2割は貰える票田となる。業務提携経験者の私が言うのだから間違いない」
「風さえ吹けば、あの民主党ですら2/3を取る勢いだったのだから、維新の会もできるだろう。定数半減、一院制を念頭に置くのならば職業政治家はできるだけ少ない方が都合良い。橋下チルドレンでよいのだ」
もう止まりません(笑)。どうやら、選挙というものは、経験者だけが感じることができる何かがあるようなんです。堀江は自分でこんな分析をしながら「あぁ、面白そうだ」と興奮して、選挙の魅力についてこう言っておりました。「私は今、公民権がないから出られないけど、選挙って、御輿(みこし)に乗って戦うという高揚感あるんだよね。中毒性がある。出たくなるけど、グッと我慢だよね」
我慢というか、今は出馬はおろか、塀の外にすら出られない状態ですので…。でも、この興奮を見ていると、シャバに出たあと、堀江が再び政局へ──ということもありえるのかも、と思ってしまいました。