人間誰しも寂しがり屋な一面をもっているものだが、40才のオッサンが「ひとりじゃ嫌!」なんて言っている姿は、さすがに理解できないだろう。そんな夫を持ってしまったのは茨城県に住むパート勤務の女性Kさん(40才)。Kさんが、あまりにも寂しがり屋すぎる40才夫の仰天エピソードを告白する。
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男4人の兄弟の3番目で“押しくらまんじゅう”のようなにぎやかな家庭で育てられたせいか、ひとりになるのを極端に怖がるの。駅まで徒歩12分の道も、娘か私と歩きたくて早めに家を出るから、出勤1時間前には会社に到着しているらしいのよ。
週末、私が友人と買い物に行く日は1か月以上前に夫に通達するのがキマリ。ひとりで家に残るなんて「怖くてムリ」だからゴルフ相手を見つけるのに1か月はかかるんだって。
それだけでもかなりうっとうしいのに、夫の“奇癖”には、家族中がうんざり。お風呂とか、トイレでひとりになるのが大キライでどっちもドアを開けた状態にして大きい声で話かけながらじゃないと、用が済まないの。
お風呂は子供が小さいときはまだよかったのよ。子供を入れながら親子入浴していたから。でも下の娘に小学1年で拒否されたのが最後。
「ママ、頼むから、一緒に入ってくれ」って涙目で頼まれたこともあったけど毎日、お風呂で長々と話し相手をするなんて小学生の子供がいる家庭でできっこないって。
仕方がないから、夫の声が届くところにいる…ということで決着したんだけど、お風呂の湯気で部屋のヘンなところにカビが発生。
でも、もっとイヤなのはトイレのほう。「ドアは10cm開けまで」と約束させたんだけど、大も小も音、出しまくりなの。
※女性セブン2012年10月4日号