【書評】『AKB48白熱論争』(小林よしのり、中森昭夫、宇野常寛、濱野智史・著)/幻冬社新書/882円
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国民的なアイドルになったAKB48。そのファンを公言している4人の論客が、AKB48とは何かを熱く語る。
先の総選挙の総括や前田敦子卒業後のセンターの行方などファンらしい話題から、日本の娯楽産業を牽引するAKB48が、停滞する日本の政治や経済を変える可能性があるという社会問題にからめたものまで、内容は多岐にわたる。
多少、大風呂敷を広げたと思えるネタもあるが、AKB48現象の最前線がよくわかる。
※女性セブン2012年10月4日号