ライフ

息子に身長抜かれ「戦ったら負けそう」とパニックになる父親

 親にとって子供の成長は無条件に嬉しいはずだが、場合によってはそうでもないこともあるという。栃木県に住む介護ヘルパーの女性・Uさん(43才)の夫は、息子が成長になんだかヘンな反応を示したという。夫に何が起こったか?

 * * *
 高校2年生の息子の身長が180cm超えしたころから夫がヘンなの。食事中もブス~っとしていて息子が話しかけても顔をあげず「ああ」とか「おう」とか。

 ワケを聞くと「そんなことないッ」とイラつかれるから放っておいたんだけどね。先日、ひょんなことから夫の小さな胸の内がわかっちゃった。

 息子が3日も続けて学校をサボってたことが発覚したの。ま、私にも覚えがあることだから、一応、夫の耳にもいれておいたほうがいいかな、くらいの気持ちで話したんだけどね。

 みるみる顔色が変わっちゃって「おいっ! どうするんだよ」ってパニック。「どうするもこうするもパパの意見を言えばいいじゃん」と言うと急にオドオドして「オレは知らないことにしちゃダメか? 切れられたらどうするんだ。オレは対応できないぞ」

 要は自分の身長を超した息子と取っ組み合いになったら負けそうだってことなの。思わず、「男親でしょ。何言ってるの」って怒鳴ったわよ。そしたら、「よし、ビシーッと言うからな。オレのそばから離れるな。で、オレが目配せしたら間に入れ」なんて、決死の覚悟って感じ。

 そして息子を座らせる席を決め、怒り文句をああだこうだと練習しだしたんだから。

「『いいからそこに座れ』って、これでどうだ?」
「声、ひっくり返ってる。低い声のほうが感じ出るよ」
「『い、い、いいから』ってこのくらい、か?」

 まるでコントだわよ。

※女性セブン2012年10月11日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

中居の“芸能界の父親代わり”とも言われる笑福亭鶴瓶
《笑福亭鶴瓶が語った中居正広の女性トラブル》「相談してくれたら…」直撃に口をつぐむほどの深刻さ『ザ!世界仰天ニュース』降板発表
NEWSポストセブン
韓国籍の女子学生のユ・ジュヒョン容疑者(共同通信)
【法政大学ハンマー殴打事件】「私の頭を2回ほど強めに叩いて降りていった」事件前日に容疑者がバスで見せていた“奇行”
NEWSポストセブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
《アフターピル服用後…お守り代わりにナイフが欲しい》田村瑠奈被告、「手帳にハートマーク」「SMプレイの自主練」で待ち望んでいた“事件当日”【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
2件の暴行容疑で逮捕、起訴されていた石野勇太容疑者(32)。新たに性的暴行に関する証拠が見つかり、3度目の逮捕となった
《独自》「いい孫だったんですよ」女児に不同意性交、男児には“しょうゆ飲み罰ゲーム”…3度目逮捕の柔道教室塾長・石野勇太被告の祖母が語った人物像「最近、離婚したばかりで…」
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告
「ゴムつけなかっただけで…」田村瑠奈被告が襲った被害男性の「最後の言葉」視界、自由を奪われて…【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
狩野舞子
《元女子バレー狩野舞子》延期していた結婚発表のタイミング…大谷翔平との“匂わせ騒動”のなか育んだ桐山照史とステルス交際「5年間」
NEWSポストセブン
韓国籍の女子学生のユ・ジュヒョン容疑者(共同通信)と事件が起きた法政大学・多摩キャンパス(時事通信フォト)
【法政大学・韓国籍女子学生ハンマー暴行事件】「日本語が上手くなりたい。もっと話したい」容疑者がボランティアで見せていた留学生活の“苦悩”
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告(中央)
〈舌と食道まで…〉「お嬢さんの作品をご覧ください」田村瑠奈被告の父親裁判で明かされた戦慄の“切除現場”【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
2025年初場所
初場所の向正面に「溜席の着物美人」登場! デヴィ夫人の右上に座った本人が語る「観客に女性が増えるのは相撲人気の高さの証」
NEWSポストセブン
小室圭さん(左)と眞子さん(右)
小室眞子さんの“後見人”が明かすニューヨークでの生活と就活と挫折「小室さんは『なんでもいいから仕事を紹介してください』と言ってきた」
女性セブン
販売されていない「謎の薬」を購入している「フェイク動画」(instagramより。画像は一部編集部にて加工しています)
「こんな薬、売ってないよ?」韓国人女性が国内薬局「謎の薬」を紹介する“フェイク広告動画”が拡散 スギ薬局は「取り扱ったことない」「厳正に対処する」と警告
NEWSポストセブン
中居正広の女性トラブルで浮き上がる木村拓哉との不仲
【全文公開・後編】中居正広の女性トラブル浮き上がる木村拓哉との不仲ともう一つの顔 スマスマ現場では「中居のイジメに苛立った木村がボイコット」騒ぎも
女性セブン