『茨の木』──彼女が再出発に選んだ曲は、現在の自身の状況を表したようなタイトルだった。
お家騒動に揺れる小林幸子(58才)は、10月17日に「兄ぃ」と慕うさだまさし(60才)が作詞作曲した同タイトルの新曲をインディーズレーベルから発売する。
「正直、いまだにトラブルが解決していない小林さんに曲を提供したいという作詞家や作曲家はほとんどいませんでした。ですから、小林さんは来年のデビュー50周年に向けて、さださんに依頼していた曲を前倒しして発売することにしたんです。それくらい、彼女は追い込まれていたみたいですよ…」(音楽関係者)
ようやく新曲の発売も決まり、おぼろげながらも、紅白出場に可能性を残した小林だが、“茨”の道はまだ続いていた。
今年12月6日に自身の代表曲『雪椿』を作曲した恩師である作曲家・遠藤実さん(享年76)の生誕80周年を記念するメモリアルコンサートが開かれる。千昌夫、島倉千代子、五木ひろし、森昌子、山本リンダといった超豪華メンバーが揃うのだが、そこに“小林”の名前はなかった。
「『雪椿』は、小林さんが紅白で3回も歌ったことがある代表曲。遠藤先生に縁のある歌手が一堂に会するのですが、やはりこのような状況ですから、呼ばれなかったようです」(前出・音楽関係者)
※女性セブン2012年10月11日号