今は「買って使う」より「借りて使う」時代。レンタルを生活に取り入れる方法は、新しい節約方法として注目されている。
例えば、ビデオカメラ『SONY ハンディカムHDR-CX180』、購入価格は3万9480円だが、レンタル価格は2日で5500円。マッサージ機『どこでもマッサージャー モミっくすキング』は購入価格2万2800円のところ、レンタル価格だと5日で3000円とかなりお得だ。
節約のプロ・丸山晴美さんは「これ欲しいな、と思ったら、まずレンタルできないか探します」という。
「私がレンタルをする目的のひとつは“買う前のお試し”。いいなと思っても、自宅で使わないと使い勝手がわからないですよね。無駄な買い物を防ぐために利用しています。今借りているコーヒーマシン『ドルチェグスト ピッコロプレミアム』はまさにそれ。約1万円とは思えない本格的な味と、掃除の簡単さにビックリ。購入決定です」(丸山さん・以下同)
お試しレンタルの場合は、気にいればそのまま買い取れるので、購入の手間がかからないのも利点。
「もうひとつのレンタルの目的は、期間限定で使いたいものを買わずに借りること。今はエアロバイクを2か月借りています。購入してしまうとなかなか続かないけれど、期間が決まっていると、やる気が全然違う!」
どうせやるなら、と本格的なものをレンタルしたが、フィットネスクラブに通う4分の1以下の出費ですむという。
さらに、話題の高濃度酸素発生機もレンタルしたばかり。
「高価な商品も、まずはレンタルと決めています。今借りてるよ、と話したらお友達まで試しにきました。36万円と高額なので、買うかどうかはまだ決めてないんですが」
レンタルを活用するようになり、物をていねいに使うようになったという。
「自分のものだと扱いが雑になりがちだけれど、借りている、返さなければならないと思うと自然と大切に扱います。そのせいか、他の家電や家具も汚さなくなりました。届いた時の梱包資材を取っておかなければならないので、家の中を片づける癖もついたかな」
毎月1回は何かレンタルをしているという丸山さん。
「お金の節約ができると生活に余裕ができます。レンタルは今の世の中に合った賢い方法だと思います」
※女性セブン2012年10月11日号