大好きな昆虫採集をしたり、葉山御用邸で天皇皇后と過ごした夏休みも終わり、「将来の天皇」となる悠仁さまが小学生となるまで半年を切ったが、いまだ入学先は決まっていない。
宮内庁関係者が話す。
「翌年に小学校入学を控える幼稚園児にとって2学期は、ナーバスな時期なんです。宮内庁内でも『悠仁さまはいったいどっちの学校へ行くのだろうか』と心配する声があがっています」
悠仁さまは、学習院幼稚園に通ってきた多くの皇族とは異なり、お茶の水女子大学附属幼稚園に通っている。
「現皇室典範が改正されない限り、悠仁さまはやがて天皇になる。今上天皇や皇太子さま、秋篠宮さまと同じく学習院に進んだほうがよい、という声が宮内庁内では強い」(同前)
一方で、秋篠宮ご夫妻は悠仁さまをお茶の水女子大学附属小学校に進学させたい意向が強いのではないかといわれている。
「保護者や幼稚園の協力でプライバシーを守られており、安心できるいまの環境をおふたりはとても気に入っているようです。学習院初等科の入学説明会が行なわれたのは、9月8日。秋篠宮ご夫妻はもちろん、関係者もいらっしゃらなかったようです。学習院関係者も、『宮内庁からは相談を受けていない』といってますから、学習院に入学させるおつもりはないように見えます」(皇室ジャーナリスト)
別の皇室記者も次のように話す。
「お茶の水では、小学校で校舎の改修工事が始まったようです。5年前に愛子さまが学習院初等科に入学された時も、入学前に校舎の改修が行なわれた。悠仁さまを迎える準備を始めたのではないかと囁かれています」
お茶の水女子大学附属小学校の入学説明会は、9月29日と、10月13日の2回にわけて開催され、その場で募集要項が配布される。しかし、「愛子さまのときも、皇太子ご夫妻は説明会には出席されなかったようですし、秋篠宮ご夫妻も説明会にお姿を見せる可能性は低い」(前出・皇室ジャーナリスト)
戦後、皇族が学習院初等科に入学しなかった例はないが、宮内庁は「現時点では何も決まっておりません」(総務課報道室)としており、悠仁さまの“進学先”が判明するのはもうしばらく先になりそうだ。
※週刊ポスト2012年10月12日号