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優等生、オタク、美少女らがバンドで活躍する青春小説の傑作

【書籍紹介】『青春ぱんだバンド』(瀧上耕/小学館/1470円)

 進学校に通いながら校風に馴染めない新城は、地元のヤンキーに半ば脅され、高三の大事な時期にバンドを組むことに。新城は、成績優秀な浅妻、オタクの中出、ピアノが得意な美少女ヨシカワさんを誘い本格的な活動を始める。

 落ちこぼれで爽やかでもない5人が、それぞれの抱えている不満をバンドをやることで乗り越え、輝いていく展開がとにかく気持ちいい。恋に友情に忙しかった時代を見事に描いた青春小説の傑作だ。

※女性セブン2012年10月18日号

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