最近の若手社員は、「上司との食事や飲み会はパワハラ」と感じる傾向が強いようです。興味のない話や説教を聞かされたり、面白くない親父ギャグに愛想笑いを浮かべるのは確かにツライ。なかなか断われない、苦痛な「上司メシ」の本音を、OL5人に明かしてもらいました。
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かほ(保険・25歳):ウチの上司、とんでもないヤツで、「たかりメシ」の常習犯でさ。
ゆき(建設・25歳):まさか払わされんの?
かほ:「奢ってやるからメシ行くぞー」なんて誘われて、結構な高級店に行くわけ。で、会計時、毎度毎度「すまん、財布忘れた、たて替えといて」だもん。
たか(医療・30歳):「奢る奢る詐欺」だ!
かほ:ムカついて、給料日に「返してください」っていったら、自分の食事代だけ返すのよ。「奢りなんじゃないんですか?」って責めると、「だって小遣い1万円だもん」って舌をペロッと出すわけ。
はる(メーカー・29歳):かわいくね~。
かほ:かといって、領収書切りまくりのランチもねぇ。ウチの次長、会社の金で奢ってるだけのクセに、「誰のお蔭でうまいメシが食えたんじゃ」とか「昼、誰が払ったかいうてみぃ」と関西弁で恩着せてくる(怒)
まな(小売・27歳):女受けしないご飯に連れていかれるのも拷問だよ。超こってり系ラーメンを暑いなか並ばされた上に付き合わされたりしてさ。挙げ句、完食するのに四苦八苦してたら、上司が「ロット乱すなよ」なんていうの。
ゆき:何? ロットって。
まな:一度に麺を茹でる人数のことらしい。一人が遅れると、茹でる麺が減って、並んでる人に迷惑がかかるって。
はる:知るか、そんなの!
※週刊ポスト2012年10月12日号