昨日、イチローが所属するニューヨーク・ヤンキースが、アメリカン・リーグ東地区で見事に優勝を飾った。イチローがCM出演している佐藤製薬の栄養ドリンク剤『ユンケル』は、“ヤンキースの優勝は既定路線!”とばかりに準備をしたのか、ヤンキースユニフォーム姿のイチロー新CMを10月1日より放映。
銀河系集団の一員として歓喜の輪に加わるイチローの姿に涙した“イチロー世代”記者は、優勝のタイミングで新宿東南口・六本木交差点・新橋駅前の街頭ビジョンにて、イチロー新CMが放映されるという情報をキャッチし、優勝気分をさらに盛り上げるべく足早に新橋を訪れた。
“シアトルの顔”としてすっかりおなじみとなっていたイチローが、ヤンキースに電撃移籍したのは今年7月23日のことだった。日本での華麗なる実績を引っさげてメジャー入りしたイチローが選んだマリナーズは、イチロー加入初年度こそプレーオフに進出したものの(リーグ優勝決定戦で敗退)、ここ数年は最下位が定位置に。そしてイチローは「環境を変えて刺激を求めたい」(移籍会見より)と述べ、移籍という選択肢を選ぶ。
2度の首位打者、MVP、盗塁王、ゴールドグラブ賞10回などを獲得し、全米でも地位を築き上げたイチローが選んだのは、彼に相応しき球界の盟主・ニューヨーク・ヤンキース。「イチロー・ヤンキース移籍」のニュースは全米および日本中に衝撃を与え、新聞の号外が発行されたのもむべなるかな、という大事件だった。
10月だというのに真夏のような日差しが照りつける新橋駅前SL広場、その大型ビジョンに映しだされたユンケルの新CMは、聖地・ヤンキー・スタジアムの打席に立ったイチローが、いつも通りヒットを放つ姿を捉えた非常にクールな仕上がりだ。ヤンキース加入直後こそ「8番ライト=ライパチ」で起用されるなど、ヤンキースの洗礼を浴びたイチローのことを思うと、イチロー世代としては思わず目頭が……。
感極まった勢いで、「ヤンキースが! イチロー選手が、地区優勝しましたね」と、記者と同じく大型ビジョンを眺める人に声をかける。
「優勝が決まるまで、スマホで試合経過をチェックしてたんだけど、ホント良かったよねぇ。来年もぜひヤンキースで、がんばってもらいたい!」(40代・会社員)
「え? 決まったの? イチロー選手のファンで、毎朝スポーツニュースでチェックしているんだけど、今朝はほら、まだ昨日の試合結果だったでしょ。そう、決まった! いやぁ。応援している選手だから、嬉しいねぇ。もう聞いちゃったけど、後でゆっくりチェックするよ」(60代・会社員)
あぁ。ネタバレしてしまって、すいません。でもこうして盛り上がれただけでも、来た甲斐があったというものだ。
さらに『ユンケル』は、優勝のタイミングに合わせたCM放映や優勝記念の街頭ビジョン展開だけでなく、10月31日までWebサイト限定「イチロー選手 ユンケルポスタープレゼントキャンペーン」も実施しているというではないか。イチローの背番号に合わせて合計31枚のユンケルポスタープレゼントのうち、1枚だけイチローのサインが入れられているとのこと。
くーっ、本当は教えたくなかった! イチローのサイン、俺が欲しいなぁ~。これは是が非でもゲットせねば!!!
イチロー自らが出演した『古畑任三郎』では、「異母兄弟の兄がイチローのサインを代筆している」という設定が登場(我ながらネタが古い……)したが、このユンケルポスターのサインは当然イチロー本人が書いたもの! スーパースター・イチローの“地区優勝記念”ともいえるサイン入りお宝ポスターの希少性って……、考えただけでよだれが出そうだ。