ライフ

家族も明るくなり夫も変える「ホメ言葉」変換リストを紹介

 最近、ホメ言葉を習得しようという主婦たちで、セミナーも盛況だという。夫をホメるだけで夫婦の不仲が修復されると評判の、魔法のようなホメ妻言葉とは?

 長年夫婦をやっていれば、相手の欠点ばかりが目についてしまうもの。だが、『夫の年収を2倍にする奇跡のほめ言葉』(徳間書店)の著者・鈴木あけみさんは以下のように指摘する。

「新婚当初、どんなに仲が良かった夫婦でも、妻からダメ出しばかりされていたら、夫は妻に愛想を尽かし、やる気をなくしてしまうもの。ダメ出しは夫婦間の亀裂を大きくする原因になるだけ。いいことはまったくないんです」

 夫を否定し続けた結果、浮気をされたケースがたくさんあるという。

「夫の中には、“妻から認めてもらえないから、愛人に走った”という人が多いのですが、仕事でも大変なのに、家庭でも否定されるのは、人間としてつらいもの。男性は身近な妻にこそ自分のことを認めてほしいものなのです。

 かつて私も夫から、“一生懸命働いているのに、君はぼくをまったくねぎらってくれない”と言われたことがあります。その時はショックでしたが、夫にあの時かけるべき言葉は、“ありがとう”だったことに気がつきました」(鈴木さん)

 夫婦といえども、感謝の言葉は口にしないとわからないもの。しかし、ホメ慣れていないと、ねぎらいの言葉はおろか、感謝の言葉も口にしづらいのが現実だ。

 日本ほめる達人協会代表で『ほめる生き方』(マガジンハウス)の著者・西村貴好さんはこう説明する。

「まずは夫を名前で呼ぶことから始めるといいでしょう。これまで“パパ”だったのを“○○さん”と名前で呼ぶ。それだけでも男性は嬉しいもの。人間の脳は怠け癖があるのですが、誰かから認められたと認識すると、脳はやる気モードになるのです。それにはまず名前で呼んで、パーソナルな部分を認めることが必要です」

 次のステップは、相手の良いところを探して、とにかくホメまくることだ。

「人間は“さすが、素敵、すごい”など、Sから始まる言葉をかけられると喜ぶもの。例えば、高いところのものをとってもらったら、“すごい”と言う。男性は、女性より優位に立てるところに喜びを見出すものなので、“自分の手に届かないところのものをとってもらった”と言うだけで、“俺はすごいんだ”と思います。また、“こんなことできるのはあなただけね、さすが”なんて特別感をあおる言葉も、効きますよ(笑い)。

 その他、“あなたの仕事は素晴らしい”など、とにかくSから始まる言葉を口にすること。これは今すぐにでも始めるべきですね」(鈴木さん)

 ホメることにためらいがある場合は、あいさつから見直すことがコツ。

「あいさつで気をつけてほしいのは、軽々しいあいさつです。“おはよう”というのもNG。仮にあなたが会社の上司にあいさつするときに“おはよう”と言いますか? 尊敬している人には必ず“おはようございます”と尊敬語であいさつするはずです。意外と男性はそのあたりを気にするもの。あいさつから“私はあなたを尊敬しています”という感情表現をすれば、旦那さんは気持ちよくなってくれます」(鈴木さん)

 S言葉が口にできるようになったら、下の表を参考に、欠点もホメてみて。

「相手に対して不満に思っているところをホメ言葉にする。これも効果が高いんです。例えば、“ケチ”なら“節約家で経済観念がある”。“細かい”なら“繊細でよく気がつく”。そのように否定するのではなく、相手の欠点をあえてホメるんです」(鈴木さん)

「ホメ言葉」変換リストは、以下の通りだ。

◆いばっている→男らしい
◆細かい→よく気がつく、繊細
◆ケチ→節約家、しっかりしている
◆浪費家→自分に投資している
◆外面がいい→社交的
◆幼稚、子供っぽい→かわいい
◆だらしがない→甘えん坊
◆何か頼んでもすぐ忘れる→おおらか
◆ウソつき→思いやりがある、大人
◆「ありがとう」と言わない→感情表現が苦手、照れ屋

※女性セブン2012年10月18日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

精力的な音楽活動を続けているASKA(時事通信フォト)
ASKAが10年ぶりにNHK「世界的音楽番組」に出演決定 局内では“慎重論”も、制作は「紅白目玉」としてオファー
NEWSポストセブン
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
ショーンK氏
《信頼関係があったメディアにも全部手のひらを返されて》ショーンKとの一問一答「もっとメディアに出たいと思ったことは一度もない」「僕はサンドバック状態ですから」
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
ショーンK氏が千葉県君津市で講演会を開くという(かずさFM公式サイトより)
《ショーンKの現在を直撃》フード付きパーカー姿で向かった雑居ビルには「日焼けサロン」「占い」…本人は「私は愛する人間たちと幸せに生きているだけなんです」
NEWSポストセブン
気になる「継投策」(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督に浮上した“継投ベタ”問題 「守護神出身ゆえの焦り」「“炎の10連投”の成功体験」の弊害を指摘するOBも
週刊ポスト
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
九谷焼の窯元「錦山窯」を訪ねられた佳子さま(2025年4月、石川県・小松市。撮影/JMPA)
佳子さまが被災地訪問で見せられた“紀子さま風スーツ”の着こなし 「襟なし×スカート」の淡色セットアップ 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン