数々の修羅場をくぐりぬけてきた山路徹さん(51才)が読者のお悩みにズバリ回答。バカダンナの目線から、夫婦の問題に切りこんでいきます。
【質問】
夫がいわゆるケチです。わが家は、裕福な家庭ではありませんが、家族で旅行や外にご飯を食べに行きたいと言うと“うちにはそんな余裕はないだろう”と言われます。私もパートで働いていますし、中学生の息子と娘のためにせめて月1回ぐらいの外食、年に1度の旅行に行きたいのですが、どうすれば夫を説得できますか?(48才・パート)
【回答】
だんなさんが“うちにそんな余裕はない”というのには彼なりの理由があるのかもしれない。ケチと一口にいっても裏を返せば経済観念がしっかりしている証拠ですからね。そこは認めてあげつつ、本当に旅行や外食に行きたければ、だんなさんを置いてあなたたちだけで好きなところに行けばいいのではないでしょうか。
ぼくにはあなたが我慢しているようにしか見えないですね。だってあなたも働いていて、稼いでいるんだったら、自分が好きなようにお金を使えばいいじゃないですか。
1皿100円で食べられる回転寿司だって立派な外食だし、アジア旅行だって今は安いものでは2万円以下で行ける時代。ご主人に“今はこれだけ安く外食できるし、旅行だって行けるのよ”と提案してみてはいかがでしょうか。
それでも首を横に振った場合。“私たちだけで外食に行ってきます”という置き手紙と一緒にだんなさん用にお弁当でも置いて出かけるのもアリだと思いますよ。そうしているうちにいつかだんなさんも寂しいと思って一緒に旅行や外食に行こうと言ってくれるかもしれないじゃないですか。
もしそれでも一緒に行ってくれないなら、だんなさんの意向は無視して、自分たちで好きに旅行なり外食に行けばいいと思います。あなたが稼いだお金はあなたが好きに使えばいいのだから。
※女性セブン2012年10月18日号